気まぐれな奇跡に酔いたい

関西担のちょっとした日記

18年目のホームラン



7/28昼公演。その時は突然訪れた。


泣いて喜ぶ君を見た私は、止まった思考の中でただただおめでとうと言うことしか出来なかった。


なにわの日、彼らはやっとスタートラインに立ったのである。


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我が自担、なにわ男子藤原丈一郎くんのデビューが決定した。事務所に入って17年と5ヶ月、ついに彼はデビューの切符を掴んだ。


デビュー発表を聞いたのは、ちょうど横アリに向かう横浜線の車内だった。お仕事の宣伝、きょへちゃんの謎の宣言(かわいい)、そしてインスタYouTube、、、段々と見えてくるデビュー発表の影を感じて、祈るような気持ちで画面を見つめた。丈橋に渡された真っ白の台本。暗転する会場。響き渡る鼓動。映し出されるメンバーの表情を見て、「あぁ、この時が来たな」なんてどこか冷静な気持ちで見ていた。


ドンッ…


効果音と共に割れんばかりの歓声の中で、自担は涙を流していた。メンバー全員が円になって、肩を組んで、その喜びを噛み締めていた。その姿を見るだけで涙が止まらなくて、電車の中ということを忘れて大泣きした。(隣にいたサラリーマンのおじさんごめんなさい)



17年と5ヶ月



異例とも言える長すぎるJr生活を、一体どんな気持ちで過ごしていたのだろう。野球をするために大阪ドームに行った8歳の少年が、関西ジャニーズJrを牽引するお兄ちゃんへと成長する中で、きっと幾度も躓くことがあったに違いない。2組の関西Jrのデビューを見届け、後輩に何度も追い抜かされ、就職も考えるほどに進路に悩み、それでも過ごしてきた日々を手放さずジャニーズで居続けた丈くん。そんな彼の口から出た「長かったな」の一言が、静かに流れる綺麗な涙が、その努力の全てを物語っているように感じた。



いつだかの雑誌で、丈くんはこんなことを言っていた。



「もう見送る景色はいい、そろそろホームランを打ちたいです。頭上を越えていくやつじゃなく、自分のホームランを。」



丈くん、打ったね。特大ホームラン。

ここまで腐らず、耐えて耐えて、努力を続けてきたあなたは、誰よりも強い人だと私は思っています。

これから先も藤原丈一郎の、なにわ男子みんなの、輝き続ける未来を願って、1歩ずつ進んでいく彼らを応援し続けようと決心したなにわの日だった。